たまりば

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2008年04月05日

甘い誘惑の鼻息

白昼の囁きが繰り返される。
甘い言葉とそうじゃないフリをした形。
その色を見れば、お互いのメリットとしての
上手な虚像の作り物。

決して暗闇に潜まず、明るいところで
それらしい存在になりきっている。
懸け橋を装って、探し物がさもあるような素振りも
それっぽいだけの臭いしかしてこない。

敢えて言うなら、そうなんだろうと云わないで、
甘いことにも囁きにも迎合したフリだけしておけばいい。
壊れかけたものを戻そうとする気もないのに、
そうしたいつもりになりきっていれば楽なものだと
感じる。
その本質は甚だ迷惑で崩壊へと結びつける一方的な
欺きなのだから、その生活を脅かす刺激は不要だ。
もし囚われてしまったら、本性まで囚われていない
ことを間接的に伝えておくのもいいのかもしれない。

鮮度の高い射幸心を擽るのが得意な群れ。
欺いていないという言い訳と完全な理屈を周到に準備していたようだが、
人知れず何所かが欠損していたことを、敢えて伝えなかった。
どうしてもそういう目的ばかりが目についてしまって、
あまり親切な対応はする必要ないんじゃないかって感じた。

どこにでもありそうな嘘だけしか吐かない視線を感じた。
稀有な言葉からほど遠い解りやすい辻褄は、
意外にも欠落した表情が物語っていた。

奇麗な響きなど微塵もなく薄くて無精で奥底の乾ききった
心が映し出されている。
近づきたくないから、通り過ぎようとしたけど、
通り過ぎただけの存在だということを理解してくれない。
それでも瞬間がくると離れていく。
新しいところが見つかったようだ。
どうにかならないものか、その粘りは嘘と出鱈目と私利私欲の塊が
混ざっているから、不快な空気と湯気が充満するんだ。
憂鬱にさせる時間を勝手に作り出す才能は、
別のところで活かせばいいのに。

無駄なこととそうでなかったものは散乱していて、
手にとっては放って、そして腕を伸ばして取ろうとして止めてみて。
何も言えない言わないみたいに、その時だけの意識を集中させる。
削られていくのは何も鉛筆だけじゃなくて、
見えないものだって削られているものだと誰かが本気で云っていた。
会社を維持させれるのと生活を維持させることとは、
いずれどこかで接触する。

経営のために借金を増やして、それから思うようにならなくなったり、
逆に好転してすぐ返しちゃった話は、たまに聞く。
じゃあ事業者ローンを使うことで必ず業績は伸びていくのか?
というと、結局はその経営手腕がものを云うのだろう。
一概に言えないことと言えることの距離を数センチで縮ませる努力は、
その仕方が分かるものでもない時が多いから止めてしまった。
挫折の壁が溶けるのを待っていたら、いつか溶けるはずなのに
一向にそうならない。
だったらもう一つ高い挫折の壁を立ててみて、そこから跨ぐように
越えられないかなと深く考えてみたけど、
もっと高い壁の頂上には辿りつけないから意味がなかった。
事業融資で借りたものを、事業者ローンで借りて返すとしたら、
脹らんでいくばかりで収拾がつかない恐怖が出てきてしまう。
低金利融資だから安全だと錯覚したばかりに、
いつか高金利になってしまったということと一緒なのかどうかは
理解に苦しむ話だが。
何も見えなくなってしまったら、甘そうな匂いのしない綱だけを
たぐりよせてみることもせずに、音だけを頼りにしてみるのも
安心だったりする。





  • Posted by カード at 09:30│Comments(0)事業
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